無題
『今、記憶にある限り生まれて初めて生きたい、と思った』
というメモが出てきたけど、それがいつの日のことなのか私は思い出せなかった
例えば誰かと居ると寂しさは紛れるけど、根本的にその寂しさを取り除くには自分で何とかしなきゃいけない
そんなことを考えると結局一人じゃんって思う 自分を取り巻く全ての物事に向き合うのも、対処するのも、対処した後に行き着く場所にも一人だ
そしたら特別な友人だとか恋人だとか全部おざなりにしたくなってしまって、ダメかなぁ?って、よく分からなくなる
いつもわたしの気持ち騒がせたにおいとか風景は減って、うまくいかないことには怒りよりも諦めの気持ちが勝って、独り善がりな思いはある程度閉まっていられるようになって、見てない振りが上手になって、なんだか酷く悲しいところまで来てしまったような気がするのは何故だろう