2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

無題

あの日々を思い出にするのが怖くて、写真を見返すことが出来なかった 赤い街のにおい、まぶしいくらいの日の光、額を伝う汗、肌の色が異なる人々、空が藍色に塗り替えられていくのを見つめる彼の横顔 ずっとこのままでいられる訳なんてないって、何度もさみ…

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一旦不安になってしまえば、それは拭えない大きな塊と化し、これでもかというくらいわたしに纏わりつく 意識しないと深い呼吸が出来なくなるくらい、甲高い耳鳴りが止まなくて涙が出てしまうくらい、わたしがわたしであるためにそれらと闘う夜、楽しい記憶も…

無題

自分が感じたものの輪郭線すらあやふやになっていくことがとても怖くて、思ったことを文字にして残すという作業を再開することにした 一昨日辺りから、日が昇るとわたしの部屋には春のにおいが充満していて、穏やかな目覚めを迎えることができるようになった…