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なんとなくの寂しさの僻地 そこから抜け出せずにいる25時 解毒の電話 先手を打っておきたいのだ、何事にも いつダメになってしまってもいいように

意味を履き違えた言葉で人を傷付けたり、煽てたり、自分を守ったり、憐れんだり、そうやって積み重ねた間違いはいつか何かを滅ぼすだろう 白への移行が出来ないのならいっそ、と思った所できっと完璧な黒にすら成り切れない  わざと馬鹿な女みたいに振る舞ってみせたら心だけじゃなくて身体もすり減っていくような気がした すぐに失くしてしまえる程度の光しか目に宿せない 全てがイミテーション 嗜好品で鈍らせた脳が正常になる時、一気に駆け抜けるあの衝動   悲しいとか辛いとか、あらゆる感情が混ぜ合わさった場所で点滅する自分の過去 希望の消失点が確かにハッキリと見えた